遺留分請求に関するご相談は柏原語六法律事務所(東京都/港区)。

03-3501-2050

月~金 9:00~18:00

※事前予約で土日祝も ご相談に応じます。

お問い合わせ

遺留分請求

遺留分請求

遺留分(いりゅうぶん)とは,被相続人の兄弟姉妹以外の相続人に対して留保された相続財産の割合をいいます。被相続人の兄弟姉妹以外の相続人には相続開始とともに相続財産の一定割合を取得しうるという権利(遺留分権)が認められます。また,代襲相続人にもこの遺留分権は認められます。遺留分権を有するこれらの者を遺留分権利者といいます。
遺言書の存在が明らかになってもこの遺留分権利者はその権利を主張することが出来ます。
基本的には,亡くなった人の意思を尊重するため,遺言書の内容は優先されるべきものです。
けれども例えば「自分が死んだら,愛人に全財産をあげる」という遺言書を作られたとしましょう。そうなると,残された家族はとても納得出来るものではないでしょう。
このような状況も想定し,民法では最低限相続できる財産を,遺留分として保証しているのです。遺留分が保証されている相続人は,配偶者,子供,父母です。法定相続人の第3順位である被相続人の兄弟は,この遺留分を保証されていません。
 また,侵害された遺留分を確保するためには,遺言書により財産を相続した人に,「遺留分減殺請求」をする必要があります。この「遺留分減殺請求」の権利は,相続開始,および自分の遺留分が侵害されていることを知った日から1年,あるいはそれを知らなくても相続開始の日から10年を過ぎると,時効で消滅するので注意が必要です。遺留分として請求できるのは,配偶者や子供が法定相続人にいる場合は相続財産の2分の1,法定相続人が親だけの場合は,相続財産の3分の1になります。

柏原語六法律事務所でよくお受けする事例に関する基礎知識

  • 遺言書の作成

    遺言書の作成
    残された家族の無用な相続トラブルを回避するために,遺言書の作成は有効だといえます。但...
  • 顧問弁護士とは

    顧問弁護士とは
    「契約書の作成やチェックを社内だけで行うのは心もとないため,弁護士との顧問契約を検討...
  • 就業規則

    就業規則
    「就業規則が,現在の法律に違反していないかどうか不安だ。」「就業規則の副業規定に違反...
  • 慰謝料・財産分与

    慰謝料・財産分与
    慰謝料,財産分与は当事者間の話し合いではまとまりにくいものです。感情的になりがちな問...
  • 内部統制

    内部統制
    「内部統制システムを構築しなければならないことは理解しているが,自社のみで構築できる...
  • 相続対策

    相続対策
    遺言書があれば相続人同士で争いが起きることを防ぐことができますし,相続税の節税対策を...
  • 親権

    親権
    親権には「身上監護権」と「財産管理権」とがあります。 「身上監護権」は子供の身の回...
  • 企業法務を弁護士に依頼するメリット

    企業法務を弁護士に依頼するメリット
    「企業法務について社内での検討では不安なため,弁護士と顧問契約をしたい。」「弁護士と...
  • クレーム処理

    クレーム処理
    「お客様から指摘されるクレームを企業活動に生かせる仕組みを作りたい。」「いわゆるモン...

柏原語六法律事務所に寄せられる「遺留分請求」関連の法律トラブル・ご相談事例

遺留分請求のご相談はお任せください。|柏原語六法律事務所(東京都/港区)